同姓同名

同姓同名 (幻冬舎文庫)

 

あらすじ

出てくる登場人物がすべて同姓同名で過去の起こした同姓同名の事件をきっかけに風評被害を受け、それに対して被害者の会を立ち上げ、行動していく内容

年齢も置かれている立場も異なる彼らが一致団結とはいかず、様々な葛藤を胸に行動を起こす心情も描かれている。

最後には、読者の多くが騙されるどんでん返しも書かれている。

 

感想

ページ数が370ページと多いが、テンポよく物語が進んでいく。

また、内容だけでなく、SNSの炎上や最近のスポーツの話題も書かれており、リアリティを持たせてくれる。

この物語にように同姓同名であることを理由に実際になんらかの被害や人生の影響があった人がいるのかと考えてしまう一冊であった。